WordPress.comとWordPress.orgの違いとは?
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WordPress.comとWordPress.orgの違いとは?

9月 7, 2023

WordPress(ワードプレス)には“WordPress.com”と“WordPress.org”の2つのサービスがあります。
何も知らずに使い始めて、運用を続けてしまうと後から「こっちを使えばよかった、、、」と後悔してしまう場合がありますので2つの違いをよく理解してからWordPress(ワードプレス)をはじめたほうがよいと思います。どちらを選ぶかは、どんなブログやサイトを作りたいや技術的なスキルに応じて異なります。この記事ではWordPress.comとWordPress.orgの違いとそれぞれの特徴について解説します。

WordPress.comとWordPress.orgの違い

WordPress.comとWordPress.orgは、両方ともWordPress(ワードプレス)のシステムを使用してブログを作成するためのサービスです。ブログの目的によって向いているサービスが異なります。

WordPress.com = 初心者向け。趣味目的のブログ

  • WordPress(ワードプレス)をすぐにはじめたい。
  • レンタルサーバを選んだり、運用管理をしたり難しいことは避けたい。
  • ブログの更新、セキュリティ対策などの手間はかけたくない。
  • デザインや追加機能にはこだわらない。
  • 必要な機能やカスタマイズは有料プランでも問題ない

WordPress.org = ビジネス利用。収益化などの制限なく自由に使いたい。

  • ブログやサイトで収益化したい。
  • サイトのデザインを変更したり、プラグインなどの追加機能を自由に選びたい。
  • 自身でサーバやシステム、セキュリティの管理を行うことに抵抗がない。
  • 技術の習得や調べながら解決することに抵抗がない。

WordPress.comとは?

WordPress.comはWordPress(ワードプレス)の親会社Automatticが提供するウェブホスティングプラットフォームおよびブログホスティングサービスです。
サーバやシステムの管理やセキュリティはWordPress.comが行います。ユーザはWordPress.comへアカウントを作成してログインすることですぐにWordPress(ワードプレス)のブログをはじめることができます。

イメージとしては、WordPress.comでブログスペースを「借りる」といった感じかと思います。

WordPress.com: サイトを構築、商品を販売、ブログをスタート、その他多数の操作

サイトの構築、オンライン販売、コンテンツの収益化などを実現
WordPress.com

WordPress.comでブログをつくるメリット

  • WordPress.comが提供するシステムを使います。自分でサーバを選んだり設定する必要がありません。
  • サーバの管理やセキュリティについては“WordPress.com”が行うため技術的な心配は不要です。
  • WordPress.comから提供される管理画面にログインすることで、すぐにWordPress(ワードプレス)のブログをはじめることができます。

WordPress.comでブログをつくるデメリット

  • 無料プランの場合、サブドメイン(例:yoursite.WordPress.com)が割り当てられます。独自ドメイン(例:yoursite.com)を使用したい場合は有料プランを選択する必要があり別料金になります。
  • WordPress.comの無料プランでは、テーマやプラグインの追加、一部のカスタマイズオプションが制限されていて完全な自由度が得られません。
  • 無料プランを使用する場合、WordPress.comの広告が表示されることがあります。広告を非表示にするには有料プランを選択する必要があります。
  • 無料プランでは「アフィリエイト」や「Google Adsense」などの広告サービスが使えません。
  • WordPress.comでウェブサイトを構築すると、データやコンテンツをWordPress.orgに簡単に移行することが難しい場合があります。
  • 独自ドメインや広告非表示などの有料オプションを利用する場合、有料プランを選択する必要があり月額または年額の料金がかかります。WordPress.orgで自身で運用するよりもランニングコストが割高になるケースもあります。

WordPress.orgとは? (インストール型)

WordPress.orgは、レンタルサーバや独自ドメインを自分で用意&インストールをして利用できるシステムです。カスタマイズの自由度が高く制限が少ないのでビジネスや収益化を目的としたブログ運営したい人に向いています。

構築したブログは自分で育てながら収益化していくことで自身の「資産」になります。

ブログから大規模サイトまで作れる CMS – WordPress.org 日本語

簡単に美しいサイト、ブログ、アプリを作成するのに使えるオープンソースソフトウェア…
ja.WordPress.org

WordPress.orgでブログをつくるメリット

  • ウェブサイトのデザイン、機能、カスタマイズしやすいです。テーマやプラグインを自由に選択することができます。
  • 独自のドメイン(例: yoursite.com)を自由に選択できます。自分の好きなURLで設定することができます(独自ドメインは月額1,500円程度〜別に契約が必要です)
  • 強制的に広告が入ることがなく、広告プラットフォームやアフィリエイトプログラムを自分で自由に選択できるため広告収益を最大限に活用できます。
  • SEOプラグインや有料テーマを使用してウェブサイトのSEOを最適化することができます。
  • データのエクスポートとインポートをサポートしていて、サーバを変更する際にデータを簡単に移行できます。

WordPress.orgでブログをつくるデメリット

  • 自分でレンタルサーバを選択し、設定・管理する必要があります。レンタルサーバやホスティングに関する知識が必要です。
  • セキュリティとバックアップの管理は自身で行う必要があり、セキュリティ対策や定期的にバックアップをする必要があります。
  • 運用するのに技術的なスキルが必要になってきます。テーマやプラグインの設定、アップデート、不具合があった時の解決も自身で行う必要があります。
  • レンタルサーバや独自ドメインの料金がかかります。
  • 使用しているWordPress(ワードプレス)の本体、テーマ、プラグインを自分で定期的にアップデートする必要があります。

ビジネス利用ならば、WordPress.orgでの運用がおすすめ

WordPress.comの利用や無料ブログサービスはすぐにはじめられて便利ですが、運用をしていくうちにやりたいことが出てきても制約や制限が邪魔をして自由に設定できない場合があります。

また、突然サービスが終了したり規約が変更になるリスクもあるかと思います。

その点、WordPress.orgを利用した場合レンタルサーバや独自ドメインの維持費用がかかりますが、月1,000円〜2,000円程度でほぼ制限のない自分だけのブログが作れるので、メリットは大きいと思います。

すでにビジネスや収益化で利用している事例が多くWebや書籍での情報も豊富なので、困った時はインターネットで調べると解決できるケースが多いです。ビジネス目的やブログ収益化を検討している方には断然WordPress.orgでの運用をおすすめします。