50代、60代でひとり起業を検討している、新しくホームページをつくりたい、ブログで情報配信したいという方にはビジネス利用や広告アフィリエイトなどで収益化が可能なWordPressをおすすめしています。「どうしてWordPressがおすすめ?」という疑問や無料サービスとの違いについて解説します。
目次
どうして無料サービスよりおすすめなのか?
ホームページで情報配信するなら、SNSやnote(ノート)などの無料サービスでいいんじゃないの?と思う方もいるかもしれません。空いてる時間のお小遣い稼ぎや趣味で情報を配信したい人ならば無料サービス利用の選択肢もありますが、ビジネスとして利用する場合はいくつかリスクも考えられます。
広告の設置やアフィリエイトの利用に制約・制限がある
多くの無料サービスには広告の設置やアフィリエイトリンクの利用に制約があることがあるので注意が必要です。自分の希望しない広告が自動で表示されたり、逆に表示させたい広告に制限があって自由に制御できない場合があります。
強制削除やアカウント停止のリスク
運営会社が利用規約に違反するような記事だと判断した場合、これまで時間と労力をかけて投稿した記事が強制削除されたりアカウントが停止されるリスクがあります。これは有料オプションを利用している場合にも該当しますので注意しましょう。信憑性のない記事や誇大広告のような内容は無料・有料サービスに限らず投稿するべきではありません。
運営会社によるサービス変更や終了
運営会社によってサービス内容が変わってしまったりサービスが終了してしまうリスクがあります。これまで便利に利用していたサービスが急に意図しないものに変わってしまう危険性もあるので注意が必要です。
SNSや無料ブログは利用者も多く拡散しやすいため、活用するメリットもありますが運営会社やオーナーのルールによって対応をあわせなければならないことを理解する必要があるかと思います。ビジネスで利用する場合、無料サービスにのみ頼らずに自分自身でコントロールできるプラットフォームでリスク分散することが重要です。
ビジネス利用ではWordPressをすすめる理由
WordPressではこういった無料サービスでの運用リスクを避けられる以外に、運用することで得られる価値があると思います。
ホームページを育てていくことで自分の資産になる
ホームページからの収益化を考えている人には読者が増えていくことで自分のビジネスを宣伝するツールになる他、アフィリエイトを利用した広告報酬をうけたりスポンサーの獲得につながる可能性が広がります。コツコツと運用を続けていくことが大切なので時間と努力・忍耐力が必要ですが、多くの人の悩みを解決したり必要としている情報を配信して品質の高いコンテンツを提供することで、価値のある自分だけのサイトに育てていく事ができます。
運用を続けることでスキルが身に付く
サイト運用以外でもWordPressの知識は、マーケティングに活用したり、集客に有効な利用法を学んでいくことで自身のスキルアップにつながります。事業が大きくなってきた時に、サイト制作や運用を外部へ依頼する場合にもWordPressの概要を知っていることで適切な制作会社や業者を選ぶ力が身につきます。
収益化で活用できる
WordPressスキルを活用して、アフィリエイト、メディア、オンラインショップ、会員サイトなどの別の収益化の方法を探ることができ売り上げを上げる機会がぐんと広がります。
ちなみにWordPressにはWordPress.comとWordPress.orgという2つのサービスがあります。ここでは自身でインストールして行うWordPress.orgを例に解説しています。各サービスの違いはこちらの記事をご参照ください。
WordPressサイトのメリット&デメリット
WordPressを利用するメリット
Webの知識がなくても比較的かんたんにページをつくることができる
WordPressはテキストの他、画像をアップロードして配置したり動画を埋め込んだり、レイアウトを調整したり、プログラムや難しい言語がわからない人でも比較的簡単にページを作成することができるのが特徴です。
商用無料で使えるライセンスである
商用でも無料で使用できるライセンスのため、有名な企業や店舗などでもWordPressが広く使われています。
Webの情報や書籍が豊富でわからないことが調べやすい
海外で開発されたシステムですが、世界中で利用されていて日本でも大きなシェアを占めています。日本語のブログや書籍などWordPressに関する情報がたくさんあるため、運用していてちょっとわからないことも調べて解決できることが多いです。
「テーマ」というデザインテンプレートが豊富
WordPressの外観のデザインは「テーマ」というテンプレートで設定します。
無料テーマが豊富に用意されているため、自分の好みにあわせて設定ができます。
また、有料で提供されているテーマはデザインが洗練されていて使いやすくカスタマイズされているものやSEOに最適化されたものが多く用途にあわせて選ぶことが可能です。
「プラグイン」という拡張機能でやりたいことを実現する可能性が広がる
WordPressは基本的にブログのシステムなので、標準の設定ではブログの機能しかありません。「プラグイン」という拡張機能をインストールすることで、「お問い合わせフォーム」や「メールマガジン」などさまざまな機能を追加していくことができます。プログラムがわからない人でも簡単に便利な機能をインストールできます。世界中で開発された無料/有料のプラグインが豊富に提供されています。
【プラグイン例】
- お問い合わせフォーム
- オンラインショップ
- SEOツール
- メールマガジン
- チャット機能
など
プラグインを使用する時に、「日本語に対応していない」「開発者が途中で更新をやめてしまった」といった注意点もあります。開発元がしっかりとした長くサービスが提供されているプラグインは大きな問題ないかと思いますのでじっくり調べて利用するプラグインを選ぶことが大切です。
WordPressを利用するデメリット
サイトが重くなる場合がある
多機能なため「サイトが重い」といった声を聞くことがあります。複数のプラグインを試すために、あれこれインストールして使わないものをそのまま放置しているといった場合もあるかもしれません。「プラグインをいれすぎない」「使わないプラグインは削除する」といったことも注意して運用することをおすすめします。画像圧縮やキャッシュといった表示を軽くするプラグインなどを有効に活用する方法もあります。
また、最近のレンタルサーバはWordPressの高速表示を売りにしているサービスが多くあります。お試し期間などを利用して使用するサーバを慎重に選ぶことで快適に運用をすすめることができます。
シェアが多くねらわれやすい
シェアが多い分「ハッカーやスパムにねらわれやすい」などのデメリットもあります。この場合、「WordPressのアップデートを定期的に行ない、システムを最新の状態に保つ」「セキュリティプラグインを入れる」といったことで対応できる部分もあります。
定期的なメンテナンスが必要
比較的カスタマイズしやすく制限が少ない分、システムの更新なども自主的に行う必要があります。しっかり運用メンテナンスを行うことで長く安全に使えるサービスです。
まとめ
最近では使用するサーバによって、WordPressを簡単にインストールできる機能がありすぐに使い始められるサービスがほとんどです。ただし、使っていくうちに技術的な知識が必要な場合がありますのでサーバ/ドメイン/SSLなど基本的な知識は理解してから運用をしていくことをおすすめします。WordPressは使い続けることで運用方法や解決策が身につき、継続していくことで成果を出すことができる可能性の大きい大変便利なシステムだと思います。

