ドメイン（Domain）は、インターネット上でウェブサイトや電子メールアドレスを識別するための人間に分かりやすい名前またはアドレスです。独自ドメインは世界で1つしか存在しないアドレスでよく“インターネット上の住所”と例えられます。ドメインは、IPアドレスと対応付けられていて、コンピュータネットワーク上でウェブサイトやメールアドレスを特定するために使用されます。
目次
独自ドメインに関係する名称について
ドメイン名（Domain Name）
ドメイン名は、一般的にウェブサイトや電子メールアドレスの識別に使用されます。例えば、”example.com“や”example.org“などがドメイン名です。ドメイン名は人間が理解しやすい名前で、ウェブサイトを特定するためにブラウザや電子メールに利用されます。
[例]
example.com
example.org
IPアドレス（IP Address）
IPアドレスは、コンピュータネットワーク上のデバイスを識別するための数値を含むアドレスです。ウェブサーバーなどのコンピュータはIPアドレスを持っており、ブラウザなどからドメイン名をIPアドレスに変換して通信を行います。
[例]
192.168.XX.XX
のような数字の並びで世界で1つしか存在しないアドレスです。
DNS（Domain Name System）
DNSは、ドメイン名とIPアドレスの対応付けを管理する分散データベースシステムです。DNSを使用することで、ドメイン名に対応するIPアドレスを紐づけることができます。
トップレベルドメイン（TLD）
ドメイン名の末尾に表示される部分で、一般的に “.com”、”.org”、”.net” などがあります。一部のTLDは特定の国や地域を示すために使用されます（日本の .jp など）
[例]
.com .net .org
など。
サブドメイン（Subdomain）
ドメイン名の前に追加される名前で、ウェブサイト内の特定のセクションやサービスを示すために使用されます。例えば、”blog.example.com“の場合、”blog“はサブドメインにあたります。
[例]
blog.example.com
の場合、’blog‘の部分がサブドメイン。
ドメイン登録
ドメイン名は、ドメインレジストラと呼ばれるドメインを登録する事業者を通じて購入＆登録されます。ドメインを登録すると、そのドメイン名を使用する権利が得られます。
ドメイン登録事業者を選ぶ時の注意点
更新費用の他に「維持調整費」などがかかる場合がある
ドメインは、サイト運営をしている間は更新費用が毎年かかります。大きな金額ではないですが、できるだけ安定してコストが抑えられるサービスを選びたいと思います。
また、サービス品質維持などの理由から更新費用の他に「維持調整費」が別途かかる場合があるので注意が必要です（ドメイン登録事業者によって異なります）
ドメイン情報は公開義務がある
ドメインはWhoisというインターネット上でドメイン名やIPアドレスに関する情報を取得するためのデータベースに登録されます。主に次の情報が含まれます。
- ドメイン名の所有者情報
- ドメイン名の登録日付と有効期限
- ドメイン名のDNS（Domain Name System）サーバー情報
- ドメイン名の技術的な連絡先情報
- ドメイン名の管理者情報
一般的にドメイン情報は公開が義務付けられています。ドメイン名の所有者や登録者は、Whois情報で自分の連絡先情報が公開されていることを理解し、これに同意する必要があります。
ただし、一部の国やトップレベルドメイン（TLD）では、ドメイン情報の公開に関する法律や規則が異なる場合があります。また、個人情報のプライバシー保護の観点から一部のTLDでは登録者情報を非表示にするオプション“代理公開サービス”といってドメイン登録事業者の情報を代理で公開するサービスを提供していることもあります。
最近ではレンタルサーバに独自ドメインが含まれているサービスも多くなってきましたが、個人情報を公開したくない場合は代理公開サービスをしているドメイン登録事業者を選ぶとよいでしょう。日本では代理公開サービスを提供しているところが多いですが、一部のサービス（海外のレンタルサーバなど）ではこの代理公開サービスにオプション料金がかかるところもありますので契約をする前にきちんと確認するよう注意が必要です。
